バンクーバーみなさんはすでにこのニュースをみたでしょうか?カナダBC州政府が今月上旬まで行っていた、HST消費税制度に関する郵送による州民投票の結果がでて、HST廃止賛成投票が過半数を上回り2009年以前のPST/GST(州税/国に収める消費税)制度に戻ることが決定しました。当時のBC州首相ゴードンキャンベル氏が当選後選挙公約を破るかたちで、なかば強引なかたちで取り入れられたこの税制度にBC州民が納得するはずもなく、設定後すぐにデモや廃止を求める嘆願書がだされちょうど約2年後の現在再度国や州の税金が税制度を変えるためだけに使われることになりました。今回の一連制度一新に際してかかる見積もられている予算は30億ドルで、日本にするとなんと約3000億円もの税金が無駄に使われることになります!BC州では昨今予算不足で、例えば公立学校の教員の数が削減されたりするなど、決して経済的に潤っている州とはいえないのですが、そこにきてこの税制度に関する使い予算、果たしてどこから捻出してくるのでしょう・・・もちろん投票をしたのはBC州民の有権者ですが、そもそも政府が2年前にもっと違ったかたちで政策を行っていれば十分に避けることのできた結果だったはずの今回の出来事。政治家の方々にはいろんな意味でもう少し考える政治をしていただきたいとことですね・・・

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回ご紹介する文章こちらの2文

① Vander Zalm said shortly after the results were announced that the loss of the HST should have little impact on the province.

——–

② The little businesses will benefit because consumers will have more money to spend.

記事全文はこちらから→http://www2.canada.com/nanaimodailynews/news/story.html?id=88fd67bf-aafd-44b8-b260-01474c3c6e10

〜今日のポイント〜

ポイント:形容詞 ‘ little ‘ の誤訳に注意!

● ‘ little ‘ : 少しだけ?ほとんどない?ちいさいなにか?●

形容詞の ‘ little ‘ はTOEICの長文などでもこの単語をからめた問題がでてきます。理由はこの単語が持ついくつかの意味で、読み手が誤訳をすることが多いことから、引っ掛け問題を出しやすいからです。まずは次の2つの文章を比べていて下さい。

1.  I have little money.

2. I have a little money.

まず ‘ little ‘ が「少しの〜、ほとんどない〜」の意味で使われる時の大前提の条件は1の文の場合は、数えられない名詞の前ということを覚えておいて下さい。上の文章の ‘money’ は代表的な不可算名詞になりますので、ここでは ‘ few ‘ は使えません。「お金をほとんど持ってない」で2の場合は、「お金が少しある」という分になり、初めの文章には「お金がない」という主旨のぶんになり、2つ目の文章は「多少なりともお金がある」というぶんになります。似たような文章ですが、伝えたい内容は全く異なりますね。この冠詞の ‘ a ‘ があるかないかで文の意味が大きく変わってくることを覚えておいて下さい。

そうすると①の文章には冠詞の ‘ a ‘ がないのでthat節のの中の訳は「HSTが失われることは、私たちの州に影響を及ぼすことはほとんどないはずです」となりますね。

文章の訳は次の通りになります。

「Vander Zalm氏は、投票結果がでてまもなく、HSTの撤廃による州に及ぶ影響はほとんどないであろうという考えを表明した。」

すると②の文章の ‘ little ‘ には冠詞がないので「ほとんど〜ない」の訳になるかというとそうはいかないようですね。「ほとんどない会社は〜」という明らかにおかしい文頭になってしまいますね。ここで登場するのが ‘ little ‘ のもう1つの意味の「すくない〜、ちいさい〜」です。この訳で意味を取れば、「小さい会社は〜」という意味の通り訳になりますのね。

しかし、どのようにして②のような使い方をする場面を見分けたら良いでしょうか? ポイントは①ででてきた「①の訳になる’ little’ は数えられない名詞につく」ですね。 ②の文章を見ると ‘ little ‘ のうしろに ‘ businesses ‘ という複数形の-esがついた名詞がきています。ということは、この場合の ‘ business ‘ は数えられる名詞。つまりこの場合の ‘ little ‘ は①の訳では使えないということになります。

②の訳は次の通りになります:

「消費者の財布のひもがゆるむことで、小規模会社は特に利益を得ることができるでしょう」

TOEICの場合、だれでも知っているような簡単な単語ほど、実はいろいろな使い方や訳の取り方ができたりして、その使い方1つで全く違った文章を作ったりします。簡単な単語ほど、わりとこういう細かいところを落としてしまい、結果テストで痛い目にあうなんてこともよくありますね。’ little ‘ なんてと思わず、テスト前までには是非しっかりと確認しておきましょう!

Able English Studiesでは校長の西浦が自ら考案した独自のアプローチMieko式勉強方法で、今月もたくさんの生徒さんがTOEIC目標点達成しています。現在バンクーバーに滞在中で、TOEICの勉強をとお考えのかたは、是非一度学校にお越し下さい!無料トライアルレッスンも随時受付中です!お問い合わせはこちらからどうぞ

メール:mail@ablees.com
電話:604-681-9961

また、こちらのブログを日本からご覧になっている方には、当校校長西浦の「英文法これで英語がわかる」がおすすめです!お求めは、お近くの書店またはオンラインで!