2005年にスティーブ・ジョブズ氏がスタンフォード大学卒業式式辞で餞の言葉として送った3つの言葉。今回は1つ目の「connecting the dots」について述べられている段落を見ていきたいと思います。

ジョブズ氏のストーリーは、生みの親である未婚の大学院生だった母親が、自分の将来のために我が子を容姿にだしたというところから始まります。そして、その後第1候補だった養親が女の子が欲しかったと最終的にジョブズ氏の受け入れを断った点、大卒の夫婦に養子にだしたかった実親がジョブズを必ず大学にいれる約束をして大学をでていない夫婦に我が子を託した点、そしてその夫婦が約束通りジョブズを大学に行かせた点、しかしジョブズが大学に意義を見いだせなかった点、その後卒業する事も将来の事も考えず、ただ自分が興味をもった講義だけを受けた点と、彼のそれまでの人生の出来事を1つ1つの点(dot)として話していきます。

その時々で、それらの「点(dot)」がつながっていくなど全く想像もしていなかったけれども、十年後彼が開発した歴史的な発明、史上初のパーソナル・コンピュータをデザインした際にそのすべての「点(dot)」がつながりました。

None of this had even a hope of any practical application in my life. But ten years later, when we were designing the first Macintosh computer, it all came back to me. And we designed it all into the Mac. It was the first computer with beautiful typography. If I had never dropped in on that single course in college, the Mac would have never had multiple typefaces or proportionally spaced fonts. And since Windows just copied the Mac, it’s likely that no personal computer would have them. If I had never dropped out, I would have never dropped in on this calligraphy class, and personal computers might not have the wonderful typography that they do. Of course it was impossible to connect the dots looking forward when I was in college. But it was very, very clear looking backwards ten years later.

生みの親が彼を養子にだしていなければ、彼は養親のもとで育つ事はなかった。そして、育ての親がいなければ大学に行く事もなかった。大学に行ってなければ中途退学そしていなければ、後にその大学でカリグラフィーの授業を受ける事もなく、それが現在のMacintoshコンピューターのフォントスペースになる事もなかった。

最初のストーリーの最後にこう語っています。

Again, you can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever. This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life.

「先をみてをつなげていていく事は出来ない、過去を振り返った時にのみ1つ1つの点をつなげていくとが出来る。理屈抜きにいつのまにかつながっていくであろう「点」を信じるしかない。直感でも、運命、人生、カルマ(宿命)でもなんでもとにかく信じなければいけない。このアプローチで自分が落胆した事はないし、それが私の人生を大きく変えた。」

今自分がしている事が、まったく無意味な事はない。自分の人生の出来事が将来の自分にすべてつながっているといった感じですね。これだけの成功を収めたジョブズ氏だからこそ人々の心に響くストーリーだと感じます。自分の今の人生が将来の自分の人生にどうにか(somehow)つながっていく事を真実大切さを伝えるスピーチでした。

〜1ポイントTOEIC文法〜

さて、最後に上の文章の中にでてくる文法ポイントをご紹介しておきます。今回ご紹介するのは英文法では避けては通れない仮定法の文章です。

If I had never dropped in on that single course in college, the Mac would have never had proportionally spaced fonts.

− And since Windows just copied the Mac, it’s likely that no personal computer would have them.

If I had never dropped out, I would have never dropped in on this calligraphy class.

仮定法といえば「if」がつく文章でおなじみですね。今回文章の中に使われているのは仮定法過去完了です。仮定法過去完了とは「過去の出来事に反することを、仮定・推量・願望する」文章です。簡単にいうと実際に過去に起きた事と反対の事を文章の中で言っているという事ですね。この仮定法のポイントは、「if」の文章を「ifを使わない」文章に書き換える事です。つまり「if」の文章が過去の出来事とは反対の事をわざわざ言っているややこしい文章なら、実際に起きた通りの出来事を言っている文章にかえちゃえば良いのです。ここで1つ便利な方法「if→becaseu」の文章に書き換えるととても分かりやすくなります。

If I had never dropped in on the single course in college, the Mac would have never had proportionally spaced fonts.

Because I dropped in on the single course in college, the Mac had proportionally spaced fonts.

文章を書き換えた時に時制変わって ‘ never ‘ が消えているいる事に気付いたでしょうか?仮定法の文章は、あくまで「妄想・非現実」の世界なので実際の時制よりも1つ過去の時制を使って、肯定文⇔否定文にしているのです。イメージ的には ‘ because ‘ をつかって現実世界に文章を引き戻してくる感じです。そうすと実際はただの過去の出来事なので時制を単純に過去時制に戻してあげればいいというわけです。これが仮定法過去完了の文章の読み方になります。

もう1つ、仮定法過去という文章も見たことがあると思いますが、これは現在の話の妄想になるので現在時制から過去時制に時制をひとつ前にする訳ですね。1つ例文です:

If I were rich, I could buy a house in Vancouver.「(今現在)お金さえあればバンクーバーに家を買うんだけどなぁ」

Because I am not rich, I can’t buy a house in Vancouver. 「お金持ちではないので、バンクーバーで家を買えない」

「現実問題、現在お金がないので、家は買えないが、お金持ちなら家を買うという妄想に浸っている。」といった感じです。

この文章をはじめの仮定法過去完了にすると、文の意味が「(過去のあの時)お金もちだったなら、バンクーバーに家がかえたのになぁ」

If I had been rich, I could have bought a house in Vancouver.

Because I was not rich, I could not buy a house in Vancouver.

仮定法の文章は、ifをつかって実際何が言いたいのかという、ifの裏にある意味を読み取る事が非常に重要になります。TOEICという時間に制限があるものの場合、誤訳をしてしまう可能性が十分にありますのでテストでこの問題が出てきた場合は実際の文章は何が言いたいのかというとことをしっかり把握しながら読んでいって下さい!

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